2018/04/18

マリッジリングの制作

毎日何かを忘れ四月から入ったスタッフに怒られる日々を送っています。


エンジンとかキャブとか気持ち悪めの作品が主体と思われがちですが

本業はジュエリー制作なのでそんな仕事もやってます。

今回のオーダーは超シンプルなマリッジリングです。

まずはプラチナを棒を買ってきます(売ってます)


よくお客様にプラチナとシルバーの差がわからんと言われます。

プラチナは黒っぽい銀色、シルバーは白っぽい銀色とでも言いましょうか


傷だらけのシルバー板じゃわからんですね。

まずは買ってきたプラチナを叩いて締めます。

自分で溶かして棒を作ると中に空気の層があったりするので叩いて空気を抜くイメージです。


ある程度の太さになったら圧延ローラーを使って整った角棒にします。(キン肉マンに出てくるサンシャイン的な奴です)


最初からローラー使えよと思うでしょうが、ローラーは前後には伸びますが

叩いた時のような上下の圧力がかかってないのでぎゅっとした感じの地金になりません。


僕が作るマリッジリングはシンプルな物が多いです。

まぁそれが良いってお客様しかオーダー来ませんけど!!

さて、続きを

こだわりは

元々一本の棒を伸ばして分割して作る事です。

二つで一つ、それだけ。


いま思いついた夏を凍えさせる一言は無視して、先に行きましょう。

それぞれの指輪を丸くしていきます。

所定のサイズの芯金(しんがね)に添わせるようにやさしくたたいて丸めます。

プラチナは硬いので優しく叩いても丸まらないのは内緒です。(ガンガン行こうぜbyドラクエ)


丸めて切れ目をつなげる写真がないので省略します。

そんなわけでリングっぽくなってます。


ヤスリがけのあれこれを語ると来年になるので止めます。

リングの内側もしっかり丸くなっているので、何とも言えないフィット感があります。


リングの内側にはお客様の希望の文字とピンクダイヤを入れました。


最後にマリッジリング用のケースに入れてお客様のお手元に。


まぁこんな感じで仕事してます。


それではまた。