2016/10/18

小さいパンヘッドの制作

やっとホットロッドカスタムショーの出店が決まりました。

出店が決定しないと、展示する作品の制作が始められないのでやっと動き出せます。

その時にずらっと並べられたらいいなーって思いまして

ちっさいパンヘッドを制作しています。

実は以前に一台だけ制作したんですが、その車両はミルウォーキーの友人(ウィリーGに合わせてくれた人)のBARに置いてあります。

一点だけなら何とか作れる私ですが、

それを量産体制(やるのは僕一人です)に持っていこうという無謀な挑戦。

量産すると僕の作るマスターピースを100とすると完成品は80ぐらいになります。

それをいかに100に近づけて行くかが課題。

んじゃマスターピースを120で作ればいいじゃんという安易な発想。

そのためには初号機で出来なかったことをやるしかない。


全長5cmのバカミニバイクのために10パーツに分けるという挑戦

1cmのパンヘッドエンジンにエアクリーナーを付けました。

まぁこんなのは日常です。


制作工程は改めて公開していきますので今回はいきなり組みあがってます。

前後のタイヤとステムは動きますよ。


前回はできなかったチェーンも作りました。(回りませんが・・)

クランクケースとミッションケースの間隔、ミッションケースとリア周りの間隔が合わないとプライマリーケースがハマりません。

0.1ミリの世界です。はい、こんなのは日常の通常業務のありふれた光景です。

通常ドリルは0.1mm刻みで売ってますが、

0.55とか1.05の0.05刻みのドリルも使うんですよ。

ジュエリー業界では普通です。


はい、試作品の完成です。

まだキックペダルとリアのウィンカー??がついてないのでこれから制作します。

マウストラップまではつけられなかったな。。
まだまだ技術力がないことがわかりました。


この写真を見て気が付きますかね?

エキパイはエンジン下とフレームの間を通してあるんですよ。

もちろんバラバラで制作してますよ。



ちなみにこれを作るのに3倍のシルバーを使います。

全然エコじゃない。


販売するにあたって

作品を『商品』としてお客様に販売させて頂くために

100個作ったら100個同じレベルで完成させられるように

制作の練習をします。

各パーツの精度を最大限まで引き上げてから販売開始となります。


下手すぎてお蔵入りにならないように頑張ります。

販売は11月中旬を予定しています。

それではまた。